喜界島 牛舎改築工事(1)

お世話になっております。
 
今回は喜界島にて牛舎の改築工事を行いました。
(規模 16m×42m 鉄骨牛舎)
今回の工事は既存の鉄骨作りの牛舎を一部木造に変更し、屋根もすべて取り換えという内容でした。
喜界島では潮風も強く、鉄骨の牛舎がさびやすいとの事で、その他の傷んだ箇所も鉄柱の入れ替えやプレート補強、亜鉛塗装での錆止め加工等、大きな改築工事でした。
 
工事内容も多くありましたので、2回に分けての投稿となります。

 

【主な工事内容(今回紹介分)】
・鉄骨部を一部木材に入れ替え(屋根の下の桁・梁部分はほとんど入れ替え)
・牛舎外周の柱を新しい鉄骨に入れ替え、コーキング補修。(15本×2)
・サビている箇所に、亜鉛のペンキを施し錆対策の加工。
・間柱の土間から立ち上がった部分の鉄骨の傷んだ箇所にステンレスプレートにて補強。(30箇所)
・不要なブレースの撤去
・既存のガルバ屋根を撤去し、下地になっている鉄骨(C鋼材)も撤去。
・鉄骨(C鋼材)と入れ替えに、3寸角で下地を作り(母屋木乗せ)、新しい屋根(畜産波板 スレート小波)を取付。
となります。

 

【施工前】

鉄骨は亜鉛のドブメッキ加工を施していますが、やはり潮風だと通常より傷みが早いようです。(屋根裏の上部桁・梁)

 

屋根や、外周の状況です。

 

こちらは屋根の状況です。さびにくいガルバリウム素材ですが、波板を抑えるビスがサビてしまい、そこからサビが広がっている状況でした。
画像は波板ビスの頭がさび切ってしまい、中には波座が取れて中のゴムパッキンのみが引っ付いているだけの物もありました。

 

 

A)この柵の部分も首を出しやすいように、首幅を微調整致しました。

B)・C) 基礎部分からの立ち上がり部分が傷んでいるものが多々見受けられました。

 
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ここから施工にとりかからせていただきました。

今回は大まかな所から、微調整まで含めて、なかなか大きな工事となりました。

【施工後】

・鉄骨部を一部木材に入れ替え(屋根の下の桁・梁部分はほとんど入れ替え)

 

・牛舎外周の柱を新しい鉄骨に入れ替え、コーキング補修。(15本×2)

 

・間柱の土間から立ち上がった部分の鉄骨の傷んだ箇所にステンレスプレートにて補強。(30箇所)

 

・既存のガルバ屋根を撤去し、下地になっている鉄骨(C鋼材)も撤去。

 

・サビている箇所に、亜鉛のペンキを施し錆対策の加工。
・鉄骨(C鋼材)と入れ替えに、3寸角で下地を作り(母屋木乗せ)、新しい屋根(畜産波板 スレート小波)を取付。

 

上記内容にて1回目のご報告となります。

屋根を張り替えた際は、やはりガルバ材から、畜産波板に張り替えると光が透けて牛舎が明るくなりました。
お客様もその変化に大変喜んでいただいておりました。

それでは、また次回続きを投稿させていただきます!